Change


「どうやら二人の中身が入れ替わってしまったようだな」


 横で「すごーい!!!」「どーする?!」……などと騒ぐ内部戦士四人+みちる…… 今は中身がうさぎだが、その五人を横目に、はるかはため息をつく。

「困ったわね……どうやったら元に戻るのかしら」

 うさぎの姿をしたみちるがいつになく真剣な顔で言う。口元に手を当てて考えている姿はみちるそのものだが、うさぎの姿なので全く緊張感がない。

 ……いや? もしかしてみちる、この状況を楽しんでいないか?

 はるかはみちるの顔を訝しげに覗き込む。

「あらいやだ。うさぎの顔がそんなに気になる?」

 うさぎの顔でみちるが微笑む。


「みちるさーん!とりあえずお互い、入れ替わって生活してみましょー!!」

 みちる姿のうさぎが、うさぎ姿のみちるの腕を取る。

「そうね、戻るまではそうするしかないわね」

 みちるは微笑んで、すんなりとその提案を受け入れた。

「っおい! 何も入れ替わらなくてもいいんじゃないか?」

 はるかは反対する。しかし、

「見た目が違ったまま生活するといろいろと不都合じゃなくて?」

 というみちると、

「そーですよっ!お家とか学校とかあるし!」

 と言ううさぎ。

 二人に迷う様子はなかった。


「……はあ。好きにしろ」

 はるかは呆れた顔でため息をついて、さっさと行ってしまった。

「待ってください、はるかさん〜!」

 後ろからうさぎが追った。


「それじゃあ私たちも行きましょうか。案内してくださる?」

 みちるは残る四人に声をかけた。